中高一貫校では、高校受験組と中学受験組とではそれぞれメリットとデメリットがあります。どちらの方が良いかはよくよく議論になりますが、これに関しては個人の感じ方によるとされます。それぞれ次のような違いがあるので、それを比較しながら考えていきましょう。
高校受験組は、入学試験の難易度が一番のネックであると言えます。採用人数が少なく求められる学力も中学入学組より高くて当然と考えられているので、同校の中学入試より過酷であるのは言うまでもありません。次に中学受験組と比較されやすいのは、大学受験までの時間が3年しかないということです。せっかく、苦労して合格してもまた受験勉強があるのはつらいことだと考える人も多いです。しかし、実のところ次の受験勉強までのスパンが短いというのは、ハードな受験勉強に備えた心構えと学力が備わっていると言うことですので、とらえ方によっては大きなアドバンテージであるのです。逆に、中学受験組で入学時から大学受験のことをしっかり見据えることの出来る学生はなかなかいません。中学、高校のレベルの高さから見ると、要求される、もしくは行きたいと考える大学のレベルも自ずと高いものになります。中学入学から大学受験まで6年間あるわけですが、仮に中学3年間勉強をおろそかにしていると、高校から本格邸に始まる大学受験対策の心構えが出来ていないので、あっという間に高校入学組に抜かされてしまうこともあるでしょう。そのため、結局中学入学組も努力をし続けなければならないのです。そのような学生向けに、中高一貫の進学校用の塾や予備校も珍しくはありませんし、実際に成績を高く保っている学生はそのような塾に通っていることが多いです。
このように、どちらがいいかというのは一概には言えません。しかし、共通するのは塾に通うことで学力はキープしやすくなるということです。
No Comments, Be The First!