塾の小テスト

大手の塾で毎週課される小テストは、非常に大切なカリキュラムの一つです。子どもたちは知識問題、漢字の問題、計算の問題を中心に解いて、すぐに自己採点し、覚えていなかったこと、解法が身に付いていなかった事項を確認します。例えば漢字であれば、間違ったものをすぐに覚えれば済みますし、計算問題であれば、もう一度解き直します。この時、間違った問題を全て解き直すほどの時間はありませんから、特定の問題を優先的に解き直しさせます。講師は正答率を見れば、どの問題が重要であるのかが分かるのです。

さて、家庭学習は塾に通っていても大切なものになります。大手の塾であれば、必ず宿題が出されます。この宿題に親が関わる必要はありませんが、さぼらせないように指導することは欠かせません。宿題の成果は、公開模試に表れます。公開模試とは、塾で実施している実力判定試験です。数か月に1度行われるのが特徴で、この試験で実力がはっきりと示されます。試験範囲が明らかにされないことから、一夜漬けは通用しません。それでも小テストや宿題の内容から出題されることは分かっているので、ほとんどの子どもたちは宿題がどのような意味を持っているのか分かっています。それでもさぼってしまう子どももいますが、塾と保護者が指導しなければならないケースと言えます。

公開模試も含めて、テストはそれ自体が復習になりますし、自分の弱点を知ることが出来る有用なツールです。試験を上手く活用して子どもの成績を上げることが、塾の大切な役割なのです。テストはそれ以外にも、子どもたちの競争心を惹き起こす効果があります。受験においては、周りは皆ライバルです。受験は友人を蹴落として入学することになります。

 

 

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