カリキュラムは塾によって様々ですが、小テストを頻繁に課している大手の塾は、速い傾向にあります。首都圏の大手の塾では、5年生の時点で、小学校で習う全ての単元を修めます。遅い所でも、6年生の1学期中に終えてしまうのが一般的です。特に難関校、最難関校を目指す子どもたちにとっては、これくらいのスピードの方が良いと考えられているのです。カリキュラムのスピードがこれほど速ければ、当然付いていけなくなる子どもが出始めます。そうすると、彼らは転塾することになります。つまり大手の塾から転塾する子どもたちの数も少なくないのです。塾にとっては転塾されるのは痛手となりますが、毎年の転塾者数から、相応の覚悟はしているようです。
ところで、一部の塾では、課題をそれほど多く出さないのに、実績を出していることがあります。色々な人がその秘密を探っているのですが、考えられるのは講師の質です。講師の質が飛びぬけて良いため、効率よく子どもたちを合格に導いているのです。とはいえ、全ての子どもに向いているとは限りません。あくまでも、子どもは自分に合った塾に通うべきなのです。子どもの性格を大別すると、負けず嫌い、体育会系、大人しい性格等が挙げられます。子どもがどの性格に当て嵌まるのかを保護者は正確に分析した上で、塾を選択してあげましょう。
塾の中には、保護者の関与を歓迎するところがあります。そのような塾では、親の能力も正否に影響してしまいます。それとは対照的に、忙しい保護者に代わって、夜遅くまで子どもの勉強をフォローする塾もあります。どちらが合っているのかは、保護者の能力、空き時間次第なので、入塾の際に参考にして下さい。
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